おいろっぱー

ヨーロッパで人生を価値あるものに

働き方改革をするなら、ドイツを真似してほしい。

オティアスです。

ここ2週間、ずっと風邪をこじらせてました。

もちろん薬も飲んでましたが、なかなか治らずにいました。

なぜなら、ドイツの薬は弱い!服用しても、すぐに治らない!

 

昔、外国の薬は、日本の薬より強いって聞いた気がするんだけど。

全然、そんなコトない。

 

聞いた話によると、ドイツでは、「基本的に、病気は自身の治癒力・免疫力で治す」と考えているようで、薬は、あくまでも個人の治癒力・免疫力を高める手助けをする程度のモノだそう。

だから、薬を飲んだから、すぐに風邪や頭痛が治るわけではないみたい。

 

でも、仕事をしてる人からすると、たまったものではない。早く治して、仕事に取り掛からねばならないのに。

 

風邪や熱が出た、薬も飲んだ、でもすぐには治らない。

ドイツ人は、そんな時どうするのか。

 

医者に行き、診察を受けます。

すると、お医者様は、こう言うのです。

「あなたは風邪だから、仕事も休んで、家でゆっくりしなさい。」

そういって、診断書に{この人は風邪だから、2週間の休養期間をあげること}って書いてもらい、その診断書を職場に渡す。

 

それを受け取った会社は、絶対に休みをあげないとダメなんですね。

無視した場合、会社側が罰則を受けるんです。

医者が危険だと判断したので、一般人がとやかく言うな。ということです。

そうして、ゆっくり風邪を治していくのが治療なんですね。

 

ドイツにも、うつ病が多いと聞きます。

うつ病は心の病気で、医者も判定を下しづらいところがあります。

なので、患者が自分でうつ病だと告白すると、少しセラピーを受け、医者はすぐに診断書を出します。

それを利用して、うつ病だと嘘をつき、会社を休む人が多い。

そのせいで、ドイツにおける、うつ病患者の数は急増している。

 

診断書を提出された会社は、従業員に休暇を与えるのですが、この病欠は有給休暇とは別モノなので、なんの心配もいらないんです。

では、会社側は2週間ほど休んだ従業員の給料を払わないといけないのか?

 

 会社は、従業員の持ってきた診断書を、お役所に(保険局だったか労働局だったか忘れましたが)提出すると、従業員の病欠期間の給与を日割りで還付してもらえるんです

 

雇用者・被雇用者のどちらも損をしないシステムですね。

まぁ、小さな会社だと、従業員1人いなくなるのは、とてもキツいですがね。

 

こうやってみると、税金または国民保険の使い方も、日本とは大違いですね。

日本も、福祉のあり方について、もっと考えてほしい。

 

 

では、また次回☆